岩野敬一郎のまゆげブログ

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品行方正でなければいけないのかな?

今年に入って、個人や企業の様々な不祥事

の報道が増えてきているような気がします。

 

三菱自動車東芝のような企業の不祥事は、

厳しく対処しなければいけないことは当然で

すが、個人のことの多くはそこまで糾弾され

なければいけないのでしょうか?

 

人は生きて行く上で、失敗があり、葛藤があ

り、苦悩があり、喜びがあります。

いろんな考えがあり、価値観があり、生き方

があります。まさに十人十色。自分が正しい

と考えていることが絶対でもなく、他の人は

違うことを大切にしたりしています。

 

ダイバーシティに取り組んでいるとぶつかる

のがここ。自分とは違う様々な考え方や価値

観があるということを理解し、受容できるか。

ということ。

 

最近の個人に対する糾弾に近い風潮を考えると、

暗澹たる気持ちになってしまうのです。

自分とは異なる考えを排除するのではなく、

ダイバーシティ多様性)を推進していくため

にも、もっとお互いに寛容になっていきたい

なあと思うのです。

 

 そこで、「品行方正」です。

 

正しくあるべきであろうことに特に厳しくなって

いないでしょうか?

普通に仕事をしている人、生活をしている人

全て品行方正ではないはずです。聖人君子では

ないはずです。もう少し、他人に甘く、そして

自分にも甘くなってもいいのではないでしょうか

お互いに生きやすい社会をつくるためにも。

自分には何ができるのか?

熊本は未曾有の大災害に襲われました。

 

 熊本大震災

 

 熊本は私が生まれ育った街。心配でたまりません。

 

 今、自分には何ができるのだろうか・・・。

 

 避難所で一夜を明かし、被災しながらもボランティア

 活動している友人。市役所で様々な対応に当たったり、

 病院で救護を行っている友人たちもいます。

 

 遠くから無事を祈ることはできます。義援金を送る

 ことはできます。でもそれだけでいいのだろうか、

 行ってできることないのだろうか・・・。

 

 こんな時、自分の無力さを感じます。

 

 今、自分にできることに集中する。そんな考えも

 あります。それはとても大切なことだと思います。

 でも、それだけではないはずです。

 

 東日本大震災の時にも同じ思いにかられ、何度か

 ボランティアに向かったこともありました。

 それが本当に誰かの役に立ったのかわかりません。

 自己満足だったのかもしれません。

 

 もしかしたら、こんなことを考えること、そして

 どんなことでもいいので動き出すことが大切なの

 かもしれません。

 

 これから復興に向けて動き出す時、故郷に対して、

 精一杯の恩返しをしていきたいと思っています。

気分が乗らないとき

 先週のこと、気分が乗らないなあ、調子が悪いなあ

 という時がありました。季節の変わり目?忙しすぎ?

 何でしょう。集中力がなくなって、何だか変な感じ。

 そんな時、どうしていますか?

 

 今はすっかり回復しましたが、回復のポイントは3つ

 ありました。

 

 1.調子が悪いことを信頼できる人に話した

  ・そんな状態の自分を受け止めてくれる人に

   素直に「調子が悪い!」と吐露する

   アドバイスなんていりません。ただ聞いて

   くれればいいのです。

 

 2.体を動かした

  ・気分が乗らない時って、体の動きが鈍っています。

   だから余計に調子が悪くなる。走って泳いで、

   頭がすっきり。

 3.仲間と楽しむ

  ・ちょうどいいタイミングである会社のパーティー

   に出席することができました。飲んで喋って、

   元気回復。

 

 研修ではモチベーションと仕事のパフォーマンスは

 関係ない。と話しています。

 モチベーションが下がっているからといって、仕事

 のパフォーマンスが落ちてしまっては、ビジネスマン

 として失格です。

 

 自分がどのようにして自分のモチベーションを上げる

 ことができるのか。それを知っていおくことは大切です。

 今回まさにそれを実感しました。

 

 季節の変わり目、年度の変わり目、仕事や環境が変わる

 ことはストレス要因になり、調子が悪くなる人も増えて

 くる時です。

 自分なりの回復方法を改めて考えるいい機会かもしれま

 せんね。

働き方改革

新入社員研修の季節になりましたね。

 今年は今まで通りの宿泊型の研修に加え、早めの

 スキル研修や先輩との合同研修など、クライアント

 からオーダーされるバリエーションが増えています。

 その新入社員にこのタイミングで伝えたいことが

 

   ”働き方=仕事に向き合う姿勢”

 

 仕事って、辛いものでも、自分を押し殺してやるもの

 ではなく、自分の力を存分に発揮すべきもの。

 でも、新人は仕事に対する自分の力や特性がわかって

 いないから、与えられた仕事にとにかく一生懸命取り

 組みなさい。与えられた仕事から逃げてはダメですよ。

 と、伝えています。

 

 さて、その上で「働き方改革」を考えてみます。

 今、残業に対する風当たりが厳しくなり、月80時間を

 超える事業所も監視対象になりました。

 この流れは大変良いことだと思っています。月80時間

 は、毎日4時間残業。つまり12時間勤務ですね。

 この働き方は毎日は続かないでしょう。研修で集中

 してワークを行っても、4,5時間が限界。時には12時間

 くらい のワークもありますが、それはもうヘトヘト。

 

 つまり、毎日12時間勤務を続けることができている

 としたら、どこかで手を抜くしかないということ。

 (手を抜けない人は過労死してしまいます)

 なので、残業規制は大いに賛成なのですが、考えて

 欲しいのは、残業しなくなった時間を何に使うか。

 ということ。

 リラックスの時間なのか、趣味の時間なのか、それは

 もう人それぞれなのですが、そこをきちんと考えない

 といけない。

 

 できれば新しいことを学び、仕事の幅を広げる

 ことにも時間を使って欲しい。それが、今の仕事を楽しく

 やり続けることができる秘訣ですからね。

 

 と、ここまでは一般論。

 

 本当に仕事を極めたい人=本気で仕事を楽しみたい人

 は、会社での残業はルール通りで切り上げても、自分

 その後の時間を仕事のレベルを上げるために使います。

  (持ち帰りのサービス残業ではなく)

 そのような方の居心地が悪いことにならないように、

 していかなければと思います。

 勤務時間の仕事は”試合”と”全体練習”。その練習につい

 ていけるような自主練や体づくりは、勤務外。

 だからこそ、無意味な拘束による残業はなくした方が

 いいと思うのです。

はっきりとそして厳しく

先日行ったある企業の新入社員のフォローで、参加

 者から次のようなことを言われました。

 「上司がはっきり指摘してくれないんです。何か遠回

 しで注意される。だからよくわかないんです」と。

 弊社の研修は、新人でもマネジャーでも役員でも、

 ビシビシ指摘します。そうしないと伝わらないから。

 研修では様々な局面で厳しく指摘したり、成果物に

 対して本気でフィードバックを行うのですが、手加減

 したら、気づきが一気に少なくなってしまうのです。

 

 でも、日常の職場の中ではきちんと指摘(指導)が

 できていないので、人が育たない。

 

 みなさんの職場ではいかがですか?

 

 その問題の多くは管理職にあります。

 はっきり言えないのです。言うことが怖いようなの

 です。そんな人に限って「最近の若い人は‥」とか

「それを言ったらパワハラになる」と逃げてしまっ

 ているのです。

 

 仕事の基本は『指示命令』です。やらなければいけ

 ないし、やらせなければいけないのですが、

 その基本ができていない管理職が増えてしまってい

 ます。研修を行っていても大丈夫かなあ?この組織。

 と思うことがしばしば。

 

 だからこそ、外部の力を使ってでも、厳しく指摘を

 受ける訓練が必要なのでしょう。

 

 成長意欲が高ければ高いほど、本気の指摘を求めて

 いるのです。きちんと指摘を受けて育ってきたメンバー

 は一緒に考えることができる力強いパートナーに育って

 いきますよ。

壁を乗り越える

ものごとが順調に進んでいる時や波に乗っている時、

 突然目の間に大きな壁が現れる時がありませんか?

 どうして今?こんな時に?と思ってしまいますよね。

 せっかく順調に進んでいたのに‥。

 

 でもそんな時には「この壁は今だから現れたんだ。

 さらに飛躍するために与えられた試練だ!絶対に乗

 り越えられる!」と考えるようにしています。

 

 そして実際乗りこえることができるんですよね。

 その壁を困難なものとして捉えるのではなく、自分

 の可能性を引き出すもの、と受け止めて知恵を絞り、

 工夫して仲間を集めることができるから。

 

 大きな壁はまさにそのための機会なんだと。

 そう考えることができると、突然目の前に現れる

 大きな壁が楽しみになってきたりします。

 

 目の前に突然大きな壁が現れたらどうしますか?

心が満たされる時

コンピュータVS人の戦いが繰り広げられています。

 そう、囲碁の世界。             

 ただいまコンピュータ(人工知能)3勝1敗で勝ち越して

 いるようですね。

 このままの勢いで、人工知能は飛躍的に進歩を遂げ、

 躯体としてのロボットも限りなく人間に近くなり、

 人工知能の更新を人工知能が行う日もそう遠くない?

 そんな予感さえ感じます。(重複した表現ですが‥‥)

 

 その時、人はどんな存在になっているのでしょうか?

 なぜかそんなことを考えていました。

 ロボットと人の違いは?

 感じること?匂いとか味?

 食事を美味しいと感じるロボットや人工知能は想像が

 難しい。

 好きな香りや嫌いな匂いを嗅ぎ分けるロボットって

 できるのかなあ?

 

 そう考えていると、”心が満たされる瞬間”に行き着き

 ました。大事な人のことを心配したり、思いやったり、

 誰かと一緒にいる幸せ心が満たされていく感覚。

 これって、人にしかわからない感覚なのでは?

 

 そんな瞬間があるかないか。人工知能が発達した

 ロボットと人の違いはこれを感じる”心”なのかも

 しれません。

 

 心が満たされるのはどんな時ですか?