岩野敬一郎のまゆげブログ

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怒ること叱ること

今年は新入社員がらみの研修が増えています。新人本人だけでなく、その上司向けや、少し上(2から3年目)の若手社員向け。

 

その打ち合わせでたいてい出てくるのが、「怒ること、叱ること」に関する話題。「叱ってもいいけど、怒るのはダメなんですよね?感情的になるから」とか、「最近の若者は叱られ慣れてないから、できるだけ褒めた方がいいんですよね」とか、「あまりきつく言わないでください。辞められると困るから」ということも。

 

みんな悩んでいるんですが、いろいろ考えすぎて結局怒ることも叱ることもできなくなっている人が増えている。パワハラという言葉に敏感になりすぎている側面もありますけどね。

 

で、どう話しているかというと、「どんどん叱ってください。怒ってください。指摘してください!」「会社には仕事をしにきているんですから、仕事のことで怒らないといけないことがあったら、しっかり怒ってください」と。

怒るってエネルギーいりますからね。怒れない人って、怒れない自分に言い訳をしていることが多い。逃げてます。

 

ただ、気を付けて欲しいのは、怒るべき(叱るべき)事実に対してのみ怒ること。ここが大事。

 

何か仕事上でトラブルを起こしたら、その事実に怒ること。その事実に対して。

 

絶対やっていけないことは、その事実から離れて、「だからお前ってやつは・・・」とか「どんな性格してんだ?」とか「いつもこうだよなあ」とか、事実から離れて、過去のことや性格、価値観について言及してしまうこと。これは絶対に良くない。

それやったらパワハラだし、怒られている方も反発心をいだくだけ。そもそもそんなことは上司であろうが言う資格はない。

 

怒る⇒感情的になる⇒性格や価値観など人格攻撃、、、になりやすいから怒るのは難しいけど、感情的に怒ることができない人は、ほめる時も表面的、言葉だけになってしまうからダメなんですよねど。

 

とにかく、怒るのはその事実だけ。ここを間違ってはいけません。