働き方の改善
残業に対する各社の取り組み、最近は本当にしっかりしていますね。昔は残業の意識
なく、深夜までの研修なども結構やっていましたが、今はとても難しくなっています。
管理職研修をやっていても、部下の労働時間管理は多くの人の悩みどころであること
がわかります。”いかに月間の残業時間を規定内に収めるか”に頭を悩ませている人が
たくさんいます。この方向性は悪い事ではあありません。ただし、前提条件がしっか
りしていれば。
残業規制について、こう考えたいのです。働くということは、自分の時間を切り売り
する役務の提供(イヤイヤやらされること)ではなく、積極的やりたいこと(楽しい
こと、ワクワクすること)。だから、油断するともっともっとやりたい、考えたい、
つい没頭してしまう。その状態が続くと体を壊してしまったり、アイディアが枯渇し
てしまうから、しっかり休みない。体と心をリフレッシュしなさいよ!と、残業規制
があると思うのです。
仕事(勤務時間)は本番。だからダラダラせずに集中して取り組む。そして、自己研
鑽の時間をしっかり取る。
残業しない=仕事が終わったら、仕事のことは考えない
ではなく、
残業しない=仕事が終わったら、これからの自分のために自己を高める時間にする
ということ。
仕事に対する考え方、向き合い方がプラスかマイナスかで、生き方に大きな差が出て
くると思うのです。残業を減らして、これからの自分のための時間を使うことができ
る人は仕事の質も上がりますからね。
ワークライフバランスは、会社での勤務時間以外でも、仕事の質を高めることに自分
の時間を進んで使えるかが試される生き方なのです。