百貨店を蘇らせる方法
全国の百貨店の売上、2005年には8兆円近くあったものが、2010年には6兆3,000億円くらいになり、現在はやや下げ止まって6兆1,700億円。これから大きく伸ばす秘策はあるのでしょうか?難しいでしょうね。
と、今日はいきなりこんな話しから。
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_retail-departmentstore-sales
平日の百貨店、時々行きます。アポイントの合間にトイレに行くために行くことが多い
のですが、平日の昼間の百貨店は女の園。店員もお客さんもほぼ女性。扱っている商品
もほとんど女性向け。つまり、すでに百貨店ではなく、女性向け専門店を集めた不動産
賃貸業になっているのですね。
で、時々行って気づくこと。男性向けのトイレが少ない。少ないから混んでいる。
(特に個室)
それでも待っていると個室からなかなかでてこない。でてこない。ほんとにでてこな
い。諦めて違うフロアに行っても満室で、なかなか出てこない。中で何かゴソゴソ音が
する。やっと出てきた人を見ると大きな荷物を抱えている人が多い。もしかして、中で
着替えてる?実はそんな人が多い。
すでにお客さんの大半は女性だから男性には不便な場所になっていいるところに、トイ
レがこんな状態。
久しぶりに奥さんや彼女と日曜日に百貨店に行ったらトイレでずいぶん待たせれると、
もう行きたくないよ。と思わせてしまって、またまた男性の足が遠のいてしまう。
そんな状況になってしまっているんじゃないかな。
郊外のショッピングモールのトイレは充実してますからね。子供向けのトイレがあった
り、親子で入れるトイレがあったり。
百貨店はもう男性客は諦めてるのかな?
そこで一つ提案。トイレを違う目的で使っている人がいるのは明らかなので、更衣室を
作ったらどうでしょう?買ったものをすぐに身につけたい人の需要は少なからずあるは
ずだし、トイレは本来の使い方に戻るからあんなに混み合うこともなくなるなって、顧
客満足も上がると思うのです。いかがでしょう?
自分の頭で考える
たまには研修の話を
うちの会社の研修の最大の特徴は、「自分の頭で考える」こと。いつもいつもそのことを考えて研修を組み立てています。
ちなみに、今この時間は4つの研修のプログラムを並行して設計中。
・若手の研修
・営業チームの研修
・職場をバラバラにして、違う管理職と若手が一緒に参加する研修
・独立採算(顧客獲得から企画、納品までを行うチーム)の研修
実際は、ある一つの研修のプログラムを集中して考えながら、他の研修のことが閃いたら、とにかくメモ(すぐに忘れるので・・・)
という感じで、私も自分の頭で考えています。自分の頭で考えてストーリーができると、研修の現場でイレギュラーなことが行っても必ず対処できる。
その研修のプログラムも中心になるのは、参加する人が「自分の頭で考える」仕掛け。テーマ設定であったり、進行の工夫であったり・・・。
聞いて、納得して、理解しても、それだけだと実際に行動が変わることが少ないのです。必ず自分の頭を使って・・・使い倒して、考え抜くこと。
対象や目的が異なっても、そこは譲れません。
ということを考えているのが楽しいんですよね。
チャンスを掴む
新年のご挨拶が遅くなりました。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
気がつくと1月14日。今年も2週間が過ぎてしまいました。今年はおかげさまで年明け早々研修の納品が続いています。新年の研修は清々しい気待ちになりますね。
さて、「チャンスを掴む」ですが、最近感じているのがチャンスを掴むことができる人とチャンスを掴むことができない人(逃す人、気づかない人)の違い。
<チャンスを掴む人は>
・普段からしっかり準備をしている
・チャンスが目の前に来たら、飛び込む勇気を持っている
・掴んだチャンスを離さない
<チャンスを掴むことができない人は>
・普段から準備をしていない(からそもそも気づかない)
・勇気がない(リスクを負うことができない)
・仮に掴んでも変化を恐れてすぐに手放す
昨年から今年にかけて、両方の人を見てきました。
チャンスを掴む人は、そのチャンスを生かして、グイッと!成長してステージが一つ上がり、更に大きなチャンスを掴む可能性が生まれていますが、チャンスを掴むことができない人は、周りに対しての不満が大きくなって、チャンスが巡ってこなくなる。
さあ、チャンスを掴むために、日々精進ですね!
電車の中で
最近、電車の中で席を譲ることが難しくなってきました。
私はもともと人の年齢を当てることが苦手。その上、自分の年齢もどう見られているか
もよくわからない。
そんな訳で、私が席を譲ろうとしている方は、もしかすると自分より若いんじゃないか
なあとか。そうでなくても、同じような年代(少しは若いかもしれないけど)から声か
けられた人はどう思うのかなぁと考えてしまって動けなくなるのです。
そんなこと考えるなら、席に座らなければいいんだけど、少しでも席が空いてると座り
なってしまうことがもうダメ。そのうち、間違いなく席を譲られる方になるんですよね。
その時が来たら、素直に座る自信はあります!
時短勤務の男性社員はいかがでしょう?
今年もあと・・・9日!残り1週間と少しなのですね。びっくりしたなあ。
さて、そんな今年は女性活躍推進をテーマにした研修、セミナーが増えました。女性を対象にしたものから、管理職を対象にしたものなど結構な回数を行いました。
その結果、女性が活躍できる場は広がったのでしょうか?・・・少しは変わってきてい
ます。間違いなく変わってきています。
でも、考えてみると女性を対象にした(と考えられる)制度は整ってきましたが、結局
それは女性の両立支援を促しているだけで、男性社員の働き方を変えようとはしていな
いんですよね。女性にもっと頑張れ!って言ってるだけで。
育休取得も女性がほとんどだし(男性も僅かに増えていますけど)、育休明けの時短勤
務を選択している男性社員は聞いたことがない。
育休明けたら男性が時短勤務取ってもいいんじゃないかな?(育休取った男性がそのま
ま時短勤務も含めてね)と、そんな話をある会社でしていたら、「男性よりも女性の方
が役職や収入が上だったらそれもありですよね〜」という話に。
いや、それも違うんですよ。時短をどっちが取るかは収入も役職も関係ないはず。そう
でなければ時短勤務の女性はパートナーと比べて、役職や収入が下なの?そんなこと関
係なく、時短勤務=女性、と言う図式になってしまっているのがおかしいのです。
そういう意識を変えていくことで、男性も女性も関係なく、様々な働き方が選択できる
ようになるし、男性に取っても幾つかの働き方が選択できるようになって、ラクになる
はずなんですけどねえ。
時短勤務社員の仕事の仕方について
「時短勤務」
今はほとんど育休明けの女性社員向けの勤務形態ですが、これからは、男性社員も普通に”時短勤務”が選択できるような世の中になっていって欲しいと思っています。
なぜならば、今の男性の働き方はあまりにも選択肢がないから。
パートナーがフルで働き、男性が時短勤務。そんな働き方もいいじゃないかと。
さて、今回はその時短勤務の働き方。最近目にするのが、「時短勤務者は自分がやるべきことを明確にして、そこに集中して成果を上げること」「雑用的な仕事は周囲に振り分けて、成果を上げることに集中しましょう!」というアドバイス。
いやいや、ちょっと待って。そんな考えで仕事されると周りが迷惑するから。
仕事って、濃淡があります。すごく重要な仕事やその人ではないとできない仕事から、そんなに重要じゃないし、誰でもできるけど誰かがやらないと組織が回っていかない仕事までいろいろあります。
その中で、時短社員だけは自分の仕事だけに集中したら組織はどうなるでしょう?時短社員は、自分がやりたくない(進んでやらなくてもいい仕事)は他に人にやってもらうことが許される?
それはおかしいってことに気づかなきゃ。と思うのです。つまり、時短であろうがなかろうが、メイン業務でないけれど誰かがやらなければいけない仕事は平等に分担するし、時短社員であっても免除されるわけではないということ。
そんな仕事の多くは、自分の目標に入っていない。(つまり、きちんとやってもその成果は、評価制度上はどこにも反映されない)しかし、そんな仕事をみんなが分担して行うから組織は円滑に回っていくのです。
だからこそ、そこもしっかりと加味して、時短社員もそうでない社員も組織全員で仕事の分担を考えることが大事。
これから時短社員が増える(男性社員も普通に)ことを考えると、自分の仕事だけに特化している(それが許されている)時短社員の特権的待遇は、多様な働き方にブレーキをかけることになってしまうのです。
時短社員は特別な働き方でも、特権階級でもない。みんなで協力し合うことが大切なのです。
繰り返しから学ぶもの
最近ボレロにはまっています。ラヴェルの「ボレロ」。同じ旋律が繰り返されるボレロ
を繰り返し聴く楽しみ。少しずつ少しずつ盛り上がっていってのクライマックス!
最高です。そんなボレロを聞きながら仕事も同じだなあと。
仕事も繰り返し繰り返し同じことをやっていく中で熟成され、どんどん良いものになっ
ていく。同じことの繰り返しのようで、全く同じではない。少し考え、少し工夫し、そ
れが身についてきて、考えなくてもできるようになっていき、さらに考え、また工夫し
て。そんな繰り返しの中で、自分自身も変化していくから、さらにまた考えて・・・。
そして、気がついたら自然とレベルが上がっていく。
最近の研修は楽しくて仕方がありません。研修の内容は同じでも毎回違う人が目の前に
いて、どんなに回数を繰り返し、どんなに準備をしても、毎回ぶっつけ本番のライブ。
それでも繰り返し繰り返しやってきたおかげで少しレベルも上がって、そのライブを楽
しんで受講生と一緒に研修を作っていく感覚。今年の秋は例年になく研修が続きます。
毎日新しい繰り返し。楽しみでしょうがありません。